転職で必要となる履歴書。「志望動機」は、履歴書や面接で必要となる最も重要な項目です。
しかし、料理人の中には、志望動機の書き方がわからない方もおられるかと思います。
6回の転職を行っている筆者でも、志望動機を考えるのは苦手です。
そこで現在は採用担当であり、転職経験豊富な筆者が自分の転職用に使ったテンプレートを紹介します。
・この記事を読むメリット
ただでさえストレスの多い転職活動を少しでも楽にできればと思っています。
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履歴書の書き方を詳細に説明します。以下のポイントに従って、順番に書いていきましょう。
料理人・調理師向け:履歴書の書き方
履歴書の書き方について、以下のポイントに従って説明します。履歴書は、採用担当者にあなたの経験やスキルを伝えるための重要な書類ですので、丁寧に作成しましょう。
- 履歴書のフォーマット選び
- 各項目の書き方
1. 履歴書のフォーマット選び
- 市販の履歴書フォーマットや、インターネットでダウンロードできるフォーマットを使用します。
- 手書き用のフォーマットとパソコン用のフォーマットがあります。自分に合ったものを選びましょう。
2. 各項目の書き方
- 個人情報
- 写真
- 学歴
- 職歴
- 資格・免許
- 志望動機
- 自己PR
1. 個人情報
最初に、基本的な個人情報を記載します。
- 氏名: フルネームを漢字とふりがなで記載します。
氏名:山田 太郎(やまだ たろう)
- 生年月日: 和暦または西暦で記載し、年齢も併記します。
生年月日:1995年4月15日(29歳)
- 住所: 現住所を正確に記載します。
住所:〒123-4567 東京都新宿区新宿1-2-3
- 電話番号: 携帯電話番号または自宅の電話番号を記載します。
電話番号:090-1234-5678
- メールアドレス: プライベート用でもビジネス用でも構いませんが、連絡が埋もれないものを使用しましょう。
メールアドレス:taro.yamada@example.com
2. 写真
- 最近3ヶ月以内に撮影した証明写真を貼ります。
- サイズは縦4cm×横3cmが一般的です。
- スーツを着用し、背景は白や淡い色にします。
書類選考での印象を大きく決めるため、明るい表情で撮影しましょう。
3. 学歴
- 最終学歴から順に記載します。中学校から記載することが一般的です。
2000年3月 ○○中学校 卒業
2003年3月 △△高等学校 卒業
2007年3月 □□専門学校 卒業
4. 職歴
- 最も古い職歴から順に記載します。
- 会社名、在職期間、役職、担当業務を記載します。
- 詳しい職務内容については【職務経歴書に記載するため不要】
2007年4月 株式会社○○ 入社
- 営業部に配属
- 新規顧客の開拓および既存顧客のフォロー
2012年3月 株式会社○○ 退職
5. 資格・免許
- 取得した資格や免許を記載します。
- 資格の正式名称と取得年月を記載します。
2010年6月 普通自動車免許 取得
2015年11月 調理師免許 取得
6. 志望動機
- 応募先企業への興味や関心を具体的に記載します。
- 自分の経験やスキルがどのように活かせるかを説明します。
詳しくはこの記事の下部で紹介。
7. 自己PR
- 自分の強みやスキル、過去の成果を具体的に記載します。
- 自分がどのように会社に貢献できるかを説明します。
私はこれまでの料理人としての経験を通じて、新メニューの開発やチームのリーダーシップ、迅速な問題解決能力を培ってきました。前職では新しい季節メニューを導入し、売上を20%向上させた実績があります。また、キッチンスタッフ10名のチームを率い、効率的な調理プロセスを確立し、オペレーションコストを10%削減しました。
御社においては、自分の多国籍料理のスキルを活かしてメニューの多様化を図り、顧客満足度を高めることができます。また、過去のチームリーダーシップの経験を活かして、キッチンの運営効率を向上させ、コスト削減にも貢献します。常に高品質な料理を提供することで、顧客のリピート率を高め、御社のブランド価値向上に寄与したいと考えています。
8. 通勤時間
- 自宅から勤務先までの通勤時間を記載します。
自宅から御社までの通勤時間は約30分です。
9. 希望する勤務条件
- 勤務開始日や給与、勤務時間の希望がある場合は記載します。
勤務開始日は7月1日から可能です。給与については御社の規定に従います。
履歴書の作成の注意点
このガイドに従って、履歴書を丁寧に作成すれば、あなたの魅力をしっかりと伝えることができるでしょう。
料理人・調理師の志望動機で面接官がチェックすること
面接官は志望動機で以下のことをチェックします。
- 誠実さ・一般常識の有無
- 自社との価値観の一致度
- 志望者のポテンシャル
誠実さ・一般常識の有無
志望動機の作り込み具合で、誠実さや本気度が判断されます。
そして、誤字脱字がないか、文章がおかしくないかなど、社会人としての一般常識を確認します。
丁寧な言葉遣いで、落ち着いて作成することが大切です。
企業の価値観の一致度
どれだけ優秀な人材でも、企業に馴染めなければ仕事がうまく行きません。
そのため、企業理念や風土に理解関心があるかを確認します。
企業、志望者の双方にメリットが有る雇用になるよう面接官は慎重に見極めています。
志望者のポテンシャル
志望動機から志望者の今後の成長性を探ります。
将来の目標などが明確であればポテンシャルが高いと判断されます。
料理人・調理師の志望動機は3つの構成で構築
志望動機は以下の3つの要素で構成されています。
- 応募理由(書き出し)
- 活かせるスキル・経験
- 入社後の目標(締めくくり)
志望動機を構成する3つの要素を意識すると、迷わず志望動機を作ることができます。
応募理由(書き出し)
なぜ応募しようと決心したのか?
同業他社と応募企業の違いを明確にしそのポイントを応募の理由にする。
活かせるスキル・経験
入社後、活かせるスキル・経験を伝える。
具体的に表現し、面接官に入社後の活躍を想像させる。
入社後の目標(締めくくり)
入社後に実現したいこと、貢献できること
自分の目標と企業の目標をリンクさせることができればベスト。
料理人・調理師の志望動機の例(筆者が作成)
ホテルの志望動機に対応したテンプレートを配布します。
コピーして参考にしてください。
志望動機テンプレート
応募理由(書き出し)
例:私は貴社の運営する〇〇ホテルの料理人の一員になりたいと考えています。
貴館で一度お食事を頂いた際、最高品質のお料理とサービスを、高級ホテルに見合わない私にも施してくださいました。そんな私を受け入れてくださった、人として尊敬できる先輩方と働きたいと思い、志望いたします。
活かせるスキル・経験
私は現在フレンチレストランにてスーシェフとして数値管理を任されています。
又、貴館での出来事をきっかけにヒューマンスキルを学び、人としての成長を日々意識しております。
入社後の目標(締めくくり)
貴社に入社した際は、調理業務だけでなくマネジメントにも携わり、多くの関わる人を幸せにしている先輩たちのように成長したいと考えております。
上記の項目を自分の狙いの職種にカスタマイズして使用してください
料理人・調理師は履歴書を作成しなくても転職できる
転職エージェントの履歴書代行サービスを活用することで可能。
・履歴書を作成しないメリット
・履歴書を作成しないデメリット
- 履歴書の内容が頭に入りにくい
履歴書を作成しないメリット
- 履歴書作成時間をカットし面接練習などに当てられる
- 日々の業務と並行して履歴書を作成するストレスから開放される
- 転職のプロがヒアリング内容を元に作成するため完成度が非常に高い
履歴書作成時間をカットし面接練習などに当てられる
転職の一番の壁は面接だと思っています。
しっかり対策ができれば採用率が向上します。
日々の業務と並行して履歴書を作成するストレスから開放される
転職活動には大きなストレスがのしかかります。
更に、日々の業務と並行して行う必要があるため、時間も労力も消費してしまいます。
履歴書作成を代行してもらい、ゆとりのある転職を行えます。
転職のプロがヒアリング内容を元に作成するため完成度が非常に高い
日々多くの求職者の履歴書を作成しているエージェントが作成するため、質が高い。
もし、変更点があればスムーズに対応してくれます。
履歴書を作成しないデメリット
履歴書の内容が頭に入りにくい
面接時に不意な質問に対し対応できない可能性があります。
しかし、履歴書の内容をしっかりと頭に入れ、望むことでデメリットを相殺できます。
履歴書代行に対応した転職エージェント
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